top of page
執筆者の写真GAN

息子の選択




長男が育成クラスを辞める事を決めました。



以前のブログでも書いたけど


「育成でダンスを続けたい」と言うから育成ルールの


1ヶ月、ジュニアクラスに戻って、そこで頑張って


また、育成クラスに戻って来る、


と決めたが


ある意味、それは育成クラスに「こだわる」選択で


長男が自身がクラスの選択では無く


純粋に「ダンスとどう向い合うのか?」では無かった。




「育成でダンスを続けたい」とは言うものの、


「頑張ることは出来ない」と言うならまた別の選択でダンスを続ければ良いと思う。


本気でやりたいことが見つかればダンスじゃ無くてもいいとも思っている。




育成クラスは自分で取り組むこと、「自主性」がテーマだから


長男を見ていて、出来ているとは思えない3年と数ヶ月。




正直、インストラクターという立場と親、という立場の葛藤で


悩んでいた自分もいる。



他の育成メンバーはとても良く取り組んでいると思う。


皆んな上手くなっているのも分かるし、ダンスが好きなことも伝わって来る。



そんなメンバーを見ていると、息子がこのクラスにいることのバランスに


違和感しか持てなかった自分がいる。



レッスンではインストラクターとして、


レッスンが終われば父親として割り切って接しようとしても


家にいる姿や全く練習しない姿を見ると


怒りが込み上げてくる。



家での雰囲気も悪くなるし、、、。



親が自分の子供に教える時、大体の人が「厳しく見てしまう」という。


ちょうど、日曜に行ったバトルの会場でも同じ立場のインストラクターと


同じ話になった。


このバトルにしても、良い結果だったとしても僕の納得いくダンスをしていなければ


「僕の子供だから気を気を効かせてくれてるのかな?」


なんて純粋に喜べない自分もいる。



インストラクターとして、父親として


皆んな悩んでいるんだなぁ。





でも、長男なりに考えていることもあったようだ。


これまではかしこまった感じで長男と何度も話し合って来たが


これだけ練習しないってことは「他に何かあるんだ」とも思っていたから



風呂に入るタイミングで何げない会話からダンスの話に持っていくと、


こう言った。



「僕は育成クラスを4年ぐらい続けたよね。このまま続けても上手くならないと思う。」


と。(おお、考えてんだ。。。)



僕から言わせれば、


「真剣に取り組んできたのか?」「自分から頑張る事はできたのか?」、、、。




言いたいことは他にもいっぱいあるが


本人がそう思うなら、そうすればいいと、僕の中で何か腑に落ちた感じもあった。




育成クラスではダンスを通して


「自分で取り組むこと」「あきらめず頑張ること」を身につけて欲しから


その意味で言ったら「ヘタレ」になる。




でも、これもスタジオに通ってくれている高校生に聞けば


「受験の年になってようやく勉強するようになった」とか


「受験だから勉強するしかないよね」とかっていう子も多くて


要は切羽詰まらなければ「やらない」ってことなんだな。




だから、本人に何かしらの「危機感」や「やらなきゃいけない環境」


に立たされれば「やるしかない」ってことになるんだろう。



だから、父親って存在はある意味、


「甘えられる存在」


だったのかもしれない。


だったら、イントラとしてはそもそも息子にダンスを教える「資格は無い」


ということにもなるだろう。



育成メンバーの皆んなには途中半ばで辞めて行くことになってしまって


申し訳ない気持ちもあるが、やる気の無い息子を誤魔化しながら続けさせるのも


申し訳ない。



長男は他のクラス、インストラクターに任せることにして、


頑張る気持ちや、自ら取り組む気持ちを行った先で学んで欲しいと思う。



頭が少々足りなくても「生き抜く力」をいずれ学んで欲しいと思う。




頑張れ、息子!









(HOODstudioは静岡市内にあるダンススクール、キッズダンススクール、ダンス教室、レンタルスタジオ、ダンススタジオです。)

最新記事

すべて表示

土臭さ

Comments


bottom of page